
睡眠障害は【脳と身体】からのサイン
- 夜なかなか眠れない
- 途中で何度も目が覚める
- 朝スッキリ起きられない
- 布団に横になっても気が張っている・落ち着かない・思考が止まらない
- 目は閉じているのに、頭の中がずっと動いているような感覚
- 無意識にくいしばっている・体に力が入っている
- 『リラックスしてください』と言われても、自分ではどうしていいかわからない
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく、体のあらゆる機能を調整してくれている神経です。
特に《交感神経(緊張・活動)》《副交感神経(リラックス・回復)》のバランスが重要で、睡眠時間には副交感神経が優位であることが、質の良い睡眠に欠かせません。
しかし、現代のストレス社会ではこのバランスが崩れがちで、交感神経が優位なまま夜を迎えてしまう方が多くなっています。
その結果【寝つけない】【眠りが浅い】といった睡眠障害が生じてしまうのです。
八王子駅から徒歩7分、h&h八王子ユーロードの鍼灸整骨院・整体院では、寝つきにくい、眠りが浅い、夜眠れない、といった症状を緩和できる可能性があります。ご予約は以下のページからできます。
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睡眠障害の主な分類(ICSD-3)

1.不眠症
◆定義
【十分な睡眠の機械があるにもかかわらず、睡眠の質・量に満足できず、日中の機能障害を伴う状態】
◆主な症状
▫入眠困難(寝つきが悪い)
▫中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)
▫早朝覚醒(予定より早く目が覚め、再入眠できない)
▫熟睡障害(眠った感じがしない)
◆自律神経との関係
▫交感神経緊張状態により、身体も脳も休まらない
▫ストレス・不安・姿勢性の筋緊張が悪化因子になる
2.睡眠関連呼吸障害
◆代表例
▫閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
▫中枢性睡眠時無呼吸(CSA)
◆症状
▫いびき・呼吸停止
▫熟睡時の欠如・日中の強い眠気・起床時の頭痛
3.過眠症
◆代表例
▫特発性過眠症
▫ナルコレプシー
◆症状
▫夜間に十分な睡眠をとっても日中に強い眠気がある
▫居眠りが繰り返し起こる(仕事中や運転中など)
◆関連因子
▫覚醒維持に関わる神経系(オレキシン系)異常
▫自律神経・ホルモンバランスの崩れが背景にある事も
4.概日リズム睡眠障害
◆体内時計の乱れによる睡眠障害
※主なタイプ
▫睡眠相後退症候群(DSPS)
→夜遅くまで眠れず、朝起きられない
▫非24時間睡眠覚醒症候群
→睡眠リズムが毎日ずれていく(視覚障害者などに多い)
▫交代勤務睡眠障害
→夜勤などで睡眠リズムが崩れる
◆自律神経との関連
▫日中の活動と夜間の休息が交感/副交感のリズムに合わない
5.睡眠時随伴症状
◆睡眠中に異常行動や体験が起こる状態
※代表例
▫睡眠時歩行(夢遊病)
▫夜鷹症(突然叫ぶ、暴れる)
▫悪夢障害(繰り返し悪夢を見る)
▫睡眠時歯ぎしり(ブラキシズム)
▫睡眠麻痺(金縛り)
6.睡眠関連運動障害
◆体が無意識に動いて眠りを妨げる
※代表例
▫むずむず脚症候群(RLS)
▫周期性四肢運動障害(PLMD)
◆特徴
▫脚に違和感やムズムズ感があり、動かさずにはいられない
▫睡眠中に脚がぴくぴく動き、熟睡できない
7.その他(薬物や疾患に伴う二次性睡眠障害)
▫抗うつ薬やステロイドなどの薬剤性不眠
▫うつ病・更年期障害・パーキンソン病などに伴う二次性の睡眠障害
▫慢性疼痛やかゆみ、咳など身体症状による睡眠妨害
寝られない人の感覚的・身体的特徴
1.《スイッチが切れない》感覚(交感神経優位状態)
▫横になっても『気が張っている』『落ち着かない』『思考が止まらない』
▫目は閉じているのに、頭の中がずっと動いているような感覚
▫ずっと『考え事モード』で、心も身体も休まらない
👉脳の覚醒レベルが高い(ノルアドレナリン・ドーパミンの過活動)
👉交感神経が優位になっていて、副交感神経に切り替わらない状態
2.身体がこわばっている・緊張が抜けない
▫体を横にしても『肩やくにしても『肩や首に力が入っている』『無意識に歯を食いしばっている』
▫ふと気づくと、手やお腹にギュッと力が入っている事が多い
▫『リラックスしてください』と言われても、自分ではどうしていいかわからない
👉慢性的な筋緊張(特に肩甲帯・頸部・背中)
👉姿勢不良により交感神経反射が持続
3.呼吸が浅く、息苦しさを感じる事も
▫寝る前に深呼吸しようとしても、うまく吸えない・吐けない
▫『呼吸が浅い』と自覚しているが、どうすれば深くできるかわからない
▫吸う息が強く、吐く息が短く、リズムが乱れている
👉横隔膜や肋間筋が緊張し、呼吸補助筋(肩首まわり)が過活動
👉呼吸性迷走神経刺激がうまく起きず、副交感神経が優位にならない
4.【眠くないのに体は疲れている】アンバランス感
▫身体はだるく重いのに、頭が冴えている(いわゆる《脳疲労》)
▫横になっても『眠くなる感じ』が来ない
▫昼間に強い眠気はあるのに、夜になると逆に目が冴えてくる(睡眠相後退)
👉覚醒物質(オレキシン・ヒスタミン)分泌のタイミング異常
👉概日リズムの乱れ(サーカディアンリズム障害)
5.耳や感覚が過敏になっている
▫ちょっとした物音で目が覚める
▫静かなのに『耳が冴えていて眠れない』
▫寝る時に音・光・触覚が異常に気になる(パジャマのタグすら気になる)
👉視覚・聴覚・体性感覚の選択的注意が外れない状態
👉交感神経優位により、外界の刺激をシャットアウトできない
6.【眠れなかったらどうしよう】と眠る事への不安・恐怖がある
▫『眠らなきゃ』というプレッシャーでますます眠れない
▫『また今日も寝れないかも』と思うだけで交感神経が優位になる
▫寝床が【戦場】のように感じられる
👉条件性不眠(寝床=不眠というパターンが脳に刻まれている)
👉精神的ストレスによる扁桃体の過活動
鍼治療による神経調整メカニズム



鍼灸は経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの流れを整え、ツボ(経穴)を通して神経系・内分泌系・免疫系の調整を行います。
鍼灸刺激の作用
1.中枢神経系への影響
鍼刺激は脊髄後角から上行性に視床・大脳皮質に伝わり、中枢でセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌を促進します。
⇒睡眠を司る視床下部の機能を正常化
2.自律神経の反射的調整
皮膚・筋・筋膜の感覚受容器を刺激することで、自律神経反射を誘発し、副交感神経優位の状態へ導きます。
3.視床下部-下垂体‐副腎系(HPA軸)への調整
ストレス反応のコントロール中枢に働きかけ、コルチゾールの分泌バランスを整えます。
4.筋緊張の緩和と抹消循環の改善
過緊張した筋群(特に頚部~肩甲帯)を緩める事で、脳血流・神経伝達の改善を促進。
睡眠障害で使用される代表的なツボ
ツボ名 | 所在 | 主な効果 |
神門(しんもん) | 手首の小指側 | 精神安定・入眠促進 |
百会(ひゃくえい) | 頭頂部 | 脳血流調整・中枢神経調整 |
安眠(あんみん) | 耳の後方下部 | 睡眠改善・副交感神経優位 |
太衝(たいしょう) | 足の甲 | 自律神経安定・肝気の調整 |
風池(ふうち) | 後頭部のくぼみ | 頭部緊張の緩和・交感神経抑制 |





姿勢と睡眠
姿勢不良(猫背・ストレートネック・巻き肩など)は、次のような生理的影響を及ぼします。
1.横隔膜・肋間筋の可動域制限⇒呼吸が浅くなる
呼吸性迷走神経刺激が減少し、副交感神経が活性化しにくくなる。
2.僧帽筋・胸鎖乳突筋・後頭下筋群の過緊張
頚部交感神経叢へぼ圧迫が起こり、自律神経失調を引き起こす。
3.頭頚部の前方移動(FHP)により脳幹圧迫の可能性
延髄や橋を介した睡眠調整系(セロトニン系)の働きに支障が出る。
4.交感神経優位な筋トーンが維持され、リラックスできない
睡眠導入が困難に。
姿勢矯正により期待できる効果
▫呼吸の深さとリズムの改善
▫首・肩の筋緊張緩和
▫自律神経のバランス正常化
▫安定した入眠と深い睡眠の獲得



おすすめの施術頻度
理想は週2回のペースですが、週1回でも大丈夫です。
週2回がおすすめの理由は、姿勢矯正を受けたあとに体は72時間ほどで元の悪い姿勢に戻ろうとします。
その前にまた姿勢矯正を受けることで、効率よく姿勢を正せるためです。
週1回の場合は改善のスピードは遅くなりますが、こちらも姿勢の改善を期待できます。
眠れない夜を抜け出すために、まずは根本の姿勢からお体を良くしていきましょう。
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ガマンできる場合でも不安なことがございましたら、お気軽にお越しください。
「整形外科と整骨院・整体院、どっちに行けばいいのか?」「病院では何科に行けばいい?」とお悩みの場合も、まずは当院へお越しいただければお力になれます。
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慢性的な症状の場合は「自費治療」になります。
突発的な症状の場合は「保険適用」になります。
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